お手軽だけど妥協の無い三脚
撮影:田村 梨貴氏 使用三脚:FRHN14CVX20
富士山写真家
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“お手軽だけど妥協の無い三脚”
月明かりに照らされる真夜中の富士山と雲。
荒々しさの中に垣間見える繊細な雲の動きと堂々とそびえ立つ富士山とが合わさった光景は圧巻であった。
そんな、肉眼では決して見る事のできない夜の幻想的な光景を写し出すには三脚の存在は欠かせない。というのも、足元さえ見えない暗闇の中では、短い時では10秒、長い時では10分以上もシャッターを開けた状態で撮影をする事があるからだ。
今回は、そんなシビアな状況で更に重量のあるカメラを乗せて、三脚に負荷のかかる環境で撮影に臨んだ。軽量&コンパクトを売り文句にしたライノカーボン三脚には少し酷な環境であったが、コンパクト三脚であることを忘れてしまうほど、全く不安を感じさせない、非常に作り込まれた三脚であると感じた。
三脚の使用感
一見華奢で弱弱しく見える三脚だが、使用してみると見た目からは想像できないほどに安定していて剛性もある。
ハイエンドクラスのカメラでも耐えられる力を持っている三脚だと感じた。付属の自由雲台は、手では動かせない程ガッチリ固定できるのが嬉しい。
三脚に求められる[安定性]・[確実性][携帯性]の三つ要素が備わっており、しっかりとした三脚にランクアップしたい方や、登山用として軽さと安定性を両立させたいユーザーには、ぜひお勧めしたい三脚。